不登校の中学生を持つ親のよくある質問20選【経験者が本音で回答】

不登校の悩みと向き合い方

この記事にある20の質問。すべて、かつての私が深夜にスマホで検索したものです。

「不登校 いつ終わる」「高校受験 間に合う?」——真っ暗な部屋で、同じ画面を見ているあなたへ。不登校の息子を持つ経験者が、本音で答えます。

  1. はじめに|不登校の親が抱える「聞きたいけど聞けない」疑問に答えます
  2. 【不登校の心の問題】Q1〜Q5
    1. Q1. 不登校は親のせいですか?
    2. Q2. 無理にでも学校に行かせるべきですか?
    3. Q3. いつまで待てばいいのですか?
    4. Q4. 子どもがゲームばかりしていて不安です
    5. Q5. 子どもが「死にたい」と言ったらどうすればいいですか?
  3. 【勉強の問題】Q6〜Q10
    1. Q6. 勉強の遅れは取り戻せますか?
    2. Q7. 塾に行けない場合、どう勉強させればいいですか?
    3. Q8. 「勉強しろ」と言ってもいいですか?
    4. Q9. 通信講座と塾、どちらがいいですか?
    5. Q10. 起立性調節障害でも勉強できますか?
  4. 【高校受験の問題】Q11〜Q15
    1. Q11. 不登校でも高校受験できますか?
    2. Q12. 内申点がほぼゼロですが、受かる高校はありますか?
    3. Q13. 通信制高校と全日制高校、どちらがいいですか?
    4. Q14. 中3からでも受験に間に合いますか?
    5. Q15. 受験当日に体調が悪くなったらどうなりますか?
  5. 【生活の問題】Q16〜Q20
    1. Q16. 昼夜逆転を直すべきですか?
    2. Q17. 学校とはどう連絡を取ればいいですか?
    3. Q18. 周囲に不登校のことを話すべきですか?
    4. Q19. 兄弟姉妹への影響はありますか?
    5. Q20. いつか「不登校でよかった」と思える日は来ますか?
    6. Q20-2. シングルマザーで経済的に厳しいです。教育費の支援制度はありますか?
  6. 【発達特性・家庭の価値観の問題】Q21〜Q24
    1. Q21. ADHDの子に合う学習法はありますか?
    2. Q22. 発達障害(ADHD等)の診断はどこで受けられますか?
    3. Q23. 不登校の子にADHDの特性がある場合、どう接すればいいですか?
    4. Q24. 医者や弁護士にさせたかったのに不登校になりました。この気持ちをどう整理すればいいですか?
  7. まとめ|不登校の中学生を持つ親へ——一人で悩まないでください

はじめに|不登校の親が抱える「聞きたいけど聞けない」疑問に答えます

不登校の子を持つ親は、誰にも聞けない疑問をたくさん抱えています。学校の先生に聞いても一般論しか返ってこない。ネットで調べても情報が多すぎて混乱する。

この記事では、不登校の息子を持つ母親として実際に悩み、調べ、経験してきた立場から、よくある質問20個に本音で回答します。

【不登校の心の問題】Q1〜Q5

Q1. 不登校は親のせいですか?

A. 違います。不登校は複合的な要因で起こります。家庭環境が一因になることはありますが、「親のせい」と自分を責める必要はありません。私も「自分の育て方が悪かった」と何度も泣きましたが、それは違いました。

ただ、親の関わり方で状況を改善することはできます。自分を責めるエネルギーを、子どもの環境を整えることに使ってください。

親がやってはいけない5つのことはこちら

Q2. 無理にでも学校に行かせるべきですか?

A. 無理に行かせるのは逆効果です。「引きずってでも学校に連れて行け」という時代は終わりました。無理な登校刺激は子どもの心をさらに追い詰め、回復を遅らせます。

息子も一度、無理に連れて行った日にパニックを起こし、それ以降さらに殻に閉じこもりました。「行きたくなったら行こう」と伝えてから、少しずつ心が回復し始めました。

Q3. いつまで待てばいいのですか?

A. 明確な期限はありません。ただ、「待つ」=「何もしない」ではありません。心の回復を待ちながら、同時に学習環境を整えたり、支援制度を調べたり、親にできることはたくさんあります。

息子の場合、約半年で「少し勉強してみようかな」と言い出しました。でも、これは個人差が大きいです。

Q4. 子どもがゲームばかりしていて不安です

A. ゲームは「心の回復ツール」かもしれません。不登校の初期、子どもは大きなストレスを抱えています。ゲームは現実のつらさから一時的に逃れる手段として機能していることが多いです。

取り上げるのではなく、まずは心が安定するのを待つ。その上で、「ゲームの時間を少し減らして、勉強も試してみない?」と提案する順序が大切です。

Q5. 子どもが「死にたい」と言ったらどうすればいいですか?

A. すぐに専門家に相談してください。「大げさに言っているだけ」と軽視しないでください。まず子どもの話を否定せず聞き、スクールカウンセラー、児童精神科、いのちの電話(0570-783-556)に連絡してください。

親だけで抱え込む問題ではありません。

【勉強の問題】Q6〜Q10

Q6. 勉強の遅れは取り戻せますか?

A. 取り戻せます。通信講座を使えば、自分のペースで遅れた範囲を学び直せます。息子は中1の基礎から中3でやり直して高校に合格しました。

中1からやり直せる通信講座はこちら

Q7. 塾に行けない場合、どう勉強させればいいですか?

A. 通信講座が最有力の選択肢です。時間に縛られず、自宅で、自分のペースで学べます。映像授業やAI教材を使えば、塾に近い学習効果が得られます。

実は息子も「友達と一緒に集団塾に通いたい」と自分から言い出し、高校受験向けの集団塾を3つ受けました。しかしすべて英語で不合格。中学1年生からほぼ勉強が止まっていた英語が足を引っ張ったのです。1つ目の不合格を告げた時、息子は「英語なら仕方ないか…」とがっかりした顔をしていました。それでも集団塾への憧れは消えなかったんです。

2つ目の塾の結果を聞いた時、「次こそ受かった?」と言わんばかりの期待の表情で結果を待つ息子に、不合格を告げるのは本当に辛かったです。「英語以外の科目だけでも通えないの?」と食い下がる息子に、塾の規定で英語は必須だと伝えた時の落胆した顔が忘れられません。

3つ目の塾では「まず半年間、併設の個別塾で英語の基礎を固めてから」と言われましたが、息子は「個別なら諦める…」と肩を落としました。塾という居場所まで失ったような気持ちでした。だからこそ、自宅で自分のペースで学べる通信講座が我が家の救いになりました。

塾に行けない子の勉強法比較はこちら

Q8. 「勉強しろ」と言ってもいいですか?

A. やめたほうがいいです。「勉強しろ」は親の不安の表れですが、子どもにとってはプレッシャーでしかありません。代わりに環境を整え、子どもが自分から動き出すのを待つのが結果的に近道でした。

「勉強しろ」が逆効果だった体験談はこちら

Q9. 通信講座と塾、どちらがいいですか?

A. 不登校の子には通信講座がおすすめです。塾は「決まった時間に通う」ことが前提なので、体調に波がある子や外出が難しい子には合いません。まず通信講座で学習習慣を作り、余裕が出てきたら塾を検討するのが良いです。

ちなみに我が家の息子は、親の経済状況を子どもながらに察していました。お誕生日祝いに焼肉屋に誘ったら「ママ、大丈夫なの?お金あるの?」と心配そうに聞いてきたり、靴屋さんではずっとウロウロして「早く選んだら?」と声をかけると「半額セールのを探してる」と言って定価の靴を見ようともしない。「アクエリアスかポカリ買ってきて」と頼まれてどっちがいいか聞くと「安い方」とだけ答える。ニキビに悩んでいたので「病院に行こうよ」と誘うと「いいの?お金かかるよ?」と心配そうな顔。医療費補助があるから500円だよと教えたら「じゃあ行く!」とパッと表情が明るくなりました。親の苦労を、子どもはちゃんと見ているんです。

だからこそ、月数千円で質の高い学習ができる通信講座は、親にとっても子どもにとっても安心できる選択肢でした。

不登校の子におすすめの通信講座5選はこちら

Q10. 起立性調節障害でも勉強できますか?

A. できます。ただし「午後から」が基本です。午前中は体調が悪いことが多いので、午後に勉強時間を設定するのが現実的です。

起立性調節障害の学習スケジュールはこちら

【高校受験の問題】Q11〜Q15

Q11. 不登校でも高校受験できますか?

A. できます。全日制・通信制・定時制、すべて受験可能です。内申点がない場合は、当日の試験で挽回できる学校を選ぶのがポイントです。

不登校の内申点と高校受験の詳細はこちら

Q12. 内申点がほぼゼロですが、受かる高校はありますか?

A. あります。内申点を重視しない高校、不登校枠を設けている高校、通信制高校などが選択肢になります。都道府県によって仕組みが異なるので、教育委員会に相談してください。

Q13. 通信制高校と全日制高校、どちらがいいですか?

A. 子どもの状態によります。毎日通学できるなら全日制、まだ難しいなら通信制。どちらも高卒資格は同じです。

通信制と全日制の比較はこちら

Q14. 中3からでも受験に間に合いますか?

A. 間に合います。息子は中3の夏から本格的に始めて合格しました。ただし、通信講座を使って効率的に進めることが前提です。

中学3年生から約1年で合格した方法はこちら

Q15. 受験当日に体調が悪くなったらどうなりますか?

A. 事前に学校に相談すれば別室受験が可能な場合があります。起立性調節障害の診断書を提出しておくと安心です。追試験制度がある都道府県もあります。

【生活の問題】Q16〜Q20

Q16. 昼夜逆転を直すべきですか?

A. 無理に直す必要はありません。起立性調節障害の場合、夜型になるのは病気の症状です。まずは「夜型のまま勉強できる環境」を整え、体調の改善とともに徐々にリズムを整えるのが現実的です。

Q17. 学校とはどう連絡を取ればいいですか?

A. 担任と月1回程度の定期連絡がおすすめです。毎日の欠席連絡が精神的に辛い場合は、「月1回の状況報告」に切り替えてもらうよう相談できます。

Q18. 周囲に不登校のことを話すべきですか?

A. 信頼できる人には話したほうが楽になります。隠し続けるのは精神的に消耗します。不登校の親の会やSNSコミュニティなら、同じ境遇の人と安心して話せます。

シングルマザーの私にとって、学校行事は特に孤独を感じる場面でした。説明会や体育祭に行くと、夫婦で来ている家庭ばかり。1人でぽつんと立っているのがたまらなく辛くて、息子が「来なくていいよ」と言った体育祭に行かなかったことがあります。

でも後日、友人から「息子くん、応援団やっててかっこよかったよ」と聞いた時、胸が締め付けられました。息子のそんな姿を見られるのはあと数回しかなかったのに——。あの時、孤独が怖くても行けばよかったと今でも後悔しています。1人で抱え込まず、誰かに「一緒に行こう」と頼む勇気を持ってほしいと思います。

Q19. 兄弟姉妹への影響はありますか?

A. あります。「なんでお兄ちゃんだけ学校に行かないの?」という疑問や、親の注意が不登校の子に集中する不公平感を感じることがあります。兄弟姉妹にも個別に時間を作って、気持ちを聞くことが大切です。

Q20. いつか「不登校でよかった」と思える日は来ますか?

A. 来ます。少なくとも我が家は。息子は今、高校に通いながら「中学の時は辛かったけど、通信講座で自分で勉強する力がついたのは良かった」と言っています。不登校は「終わり」ではなく「回り道」です。

息子の今の様子はこちら

Q20-2. シングルマザーで経済的に厳しいです。教育費の支援制度はありますか?

A. あります。まず確認してほしいのが「就学援助制度」です。市区町村に申請すれば、給食費や学用品費などの補助が受けられます。我が家もこの制度のおかげで給食費の負担がぐっと軽くなり、本当に助かりました。

ただ、不登校の子の学びの選択肢には費用の壁があるのも事実です。近所のフリースクールに電話をかけたことがありますが、月額4万円と言われて、とてもじゃないけど無理だと諦めました。Xで見つけた不登校専門の相談員にも連絡しましたが、大人2名分の新幹線代と相談料で5万円以上。それでも息子が楽になるなら…と払う覚悟をしましたが、息子は「知らない人に何で自分の話をしなくちゃいけないの?」と会おうともしませんでした。

シングル家庭だからと息子に不自由な思いをさせたくない一心で自分を追い込んでいましたが、月数千円の通信講座で質の高い学びができると知った時は心底ホッとしました。高額な塾やフリースクールだけが選択肢ではありません。

就学援助・高校無償化・奨学金まとめはこちら

【発達特性・家庭の価値観の問題】Q21〜Q24

Q21. ADHDの子に合う学習法はありますか?

A. あります。ポイントは「短時間」と「即フィードバック」です。ADHDの特性がある子は、長時間じっと座って勉強するのが苦手です。でも、興味を持てば驚くほどの集中力(過集中)を発揮することもあります。

我が家の息子はADHDグレーゾーンですが、タブレット学習との相性が抜群でした。正解・不正解がすぐ分かり、画面がテンポよく切り替わるので飽きにくい。紙の問題集は5分で放り出すのに、タブレットだと30分以上続けられることもありました。通信講座の中でも、ゲーム的な要素のある教材を選ぶのがコツです。

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Q22. 発達障害(ADHD等)の診断はどこで受けられますか?

A. 児童精神科や発達外来で受けられます。まずはかかりつけの小児科に相談し、紹介状を書いてもらうのがスムーズです。自治体の発達支援センターでも相談を受け付けています。

注意点として、予約から初診まで数ヶ月待ちということも珍しくありません。「もしかして」と思ったら、早めに予約だけでも入れておくことをお勧めします。診断がつかなくても、専門家に子どもの特性を相談できるだけで、親の対応が変わります。

息子の場合、正式な「診断」はつきませんでしたが、ADHD不注意型の傾向があると言われました。いわゆるグレーゾーンです。それを知れただけで、「怠けじゃなかったんだ」と肩の荷が下りました

Q23. 不登校の子にADHDの特性がある場合、どう接すればいいですか?

A. まず「できないこと」を責めないでください。忘れ物が多い、片付けられない、衝動的に動く——これらはADHDの脳の特性であり、叱って直るものではありません。

私自身、ADHDという特性に対して悪い印象は持っていません。むしろ、やりたいことに対して爆発的なエネルギーを発揮できる個性だと捉えています。息子が料理や音楽に没頭する姿を見ると、その集中力は本当にすごいものがあります。

ただ正直に言えば、この特性のせいで集団の場に馴染めず、生きづらさを感じていないかという心配はあります。だからこそ、家庭だけは安全基地でありたい。「あなたはそのままでいい」と伝え続けることが、親にできる一番のサポートだと思っています。

Q24. 医者や弁護士にさせたかったのに不登校になりました。この気持ちをどう整理すればいいですか?

A. 痛いほど分かります。なぜなら私がまさにそうだったから。

母方の親族がほぼ全員医師という環境で育った私は、「息子も医師に」と当然のように考えていました。中学受験も、その延長線上のことでした。だから不登校になった時、学業の遅れ以上に「このレールから外れた」という恐怖が大きかったんです。

でも不登校という長いトンネルを抜けて、今はっきり言えることがあります。偏差値の高い学校を出て、立派な肩書きの職業に就くことが「幸せ」とは限らないということ。息子が自分で選んだ道を歩き、食卓で笑顔で「今日こんなことがあったよ」と話してくれる。その日常の中にこそ、本当の幸せがありました。

お子さんの将来を心配する気持ちは親として当然です。でも、「どんな職業に就くか」より「どんな大人になるか」のほうがずっと大事だと、不登校が教えてくれました。

まとめ|不登校の中学生を持つ親へ——一人で悩まないでください

25の質問に共通するのは、「答えは一つではない」ということ。お子さんの状況によって最適解は変わります。

でも、「一人で悩まなくていい」ということだけは確かです。相談できる場所、使える制度、子どもに合った学習法——探せば必ず見つかります。

この記事が、少しでもあなたの不安を軽くする一助になれば幸いです。

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