「塾に通わせたいけど、うちの子は通えない——」
不登校や起立性調節障害、経済的な事情など、塾に行けない中学生は少なくありません。でも、高校受験は待ってくれない。じゃあどうやって勉強すればいいのか?
この記事では、塾に行けない中学生の勉強法として「通信講座」「独学」「家庭教師」の3つを、実体験をもとに徹底比較します。
塾に行けない中学生が抱える3つの壁
まず、なぜ「塾に行けない」のか。よくあるケースを整理します。
実際に教材で勉強している息子の様子です。自宅のリビングで、自分のペースで取り組んでいます。

① 物理的に通えない
- 不登校で外出自体が難しい
- 起立性調節障害で夜の授業時間帯に体調が不安定
- 午前中は居眠りしてしまい、学校の授業すら聞けない状態
- 塾が遠く、送迎ができない
我が家の息子は起立性調節障害で生活リズムが乱れ、学校に行けても午前中はほぼ居眠りしていると面談で言われました。診断書を出していたので叱られることはなかったものの、授業を聞けていない現実は私の焦りにつながりました。塾に通わせても気分が乗らないと休む。通っていた期間の半分は休んでいたように思います。起立性調節障害のある子にとって、「決まった曜日・時間に通う」こと自体が大きなハードルなのです。
あとから知ったことですが、不登校の子は身体症状が落ち着かないうちに勉強を再開すると、かえって体調が悪化するケースも珍しくないそうです。息子も、塾に通っていた時期は頭痛や腹痛が増えていました。「行かなきゃ」というプレッシャーが身体に出ていたのだと思います。
だからこそ、勉強を再開するタイミングは本人の身体と相談しながら決めることが大切でした。通信講座なら「今日は体調がいいから30分やろう」「しんどいから休もう」と、日によって調整できます。塾のように「休んだ分の授業が進んでしまう」焦りがないのは、身体症状を抱える子にとって大きな安心材料でした。
② 学力的に受け入れてもらえない
- 入塾テストに落ちてしまう
- 基礎が抜けすぎていて、塾の授業についていけない
集団塾は入塾試験がある。不登校で2年間授業を受けていない子には、そのハードルが高すぎた。学力の問題というより、制度上の入口に立てない現実があった。
③ 経済的に厳しい
- 中学生の塾代は月2〜5万円が相場
- 夏期講習・冬期講習でさらに数十万円
- シングルマザー家庭や共働き家庭には大きな負担
我が家では無理をして息子を塾に通わせていた時期がありました。月4万円の出費は正直不安でしたが、息子のためならと頑張っていました。しかし起立性調節障害で生活リズムが狂い、夕方に寝てしまったり、気分が乗らないと休む。結局、半分は休んでいたのです。月4万円払って半分休まれる——お金だけが消えていく感覚でした。
3つの勉強法を比較してみた
塾に行けないなら、他の方法を考えるしかありません。主な選択肢は以下の3つです。
【選択肢1】独学(市販教材・参考書)
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 費用 | ◎ 数千円〜1万円程度 |
| 自由度 | ◎ 完全に自分のペース |
| 学習計画 | ✕ 自分で立てる必要あり |
| 苦手克服 | ✕ どこが苦手かわからない |
| モチベーション維持 | ✕ 1人だと続かない |
独学のリアル:息子も最初は独学を試みました。本屋で参考書を買いましたが、中学1年生の内容から抜けているため「何からやればいいのかわからない」状態に。結局、参考書は本棚に並んだまま手つかずになりました。
向いている人:基礎がある程度できていて、自分で計画を立てられる子。不登校で勉強が長期間止まっている場合は、正直かなり厳しいです。
【選択肢2】家庭教師
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 費用 | ✕ 月2〜5万円(塾と同等以上) |
| 自由度 | ○ 曜日・時間は相談可能 |
| 学習計画 | ◎ 先生が個別に作成 |
| 苦手克服 | ◎ マンツーマンで対応 |
| モチベーション維持 | ○ 先生との相性次第 |
家庭教師のリアル:個別対応という意味では特に優れた選択肢です。ただし、不登校の子にとっては「知らない大人が家に来る」こと自体がストレスになることも。また費用が高く、シングルマザーの我が家では現実的ではありませんでした。
個別指導塾は1時間約8,000円、週2回で月6万円超。費用対効果という観点からも、長期継続は現実的でない。
向いている人:経済的に余裕があり、子ども自身が「人に教えてもらいたい」と思っている場合。
同じ不登校ママのコミュニティで何度も聞いたのが「先生の当たり外れが大きい」という声でした。あるママ友は「個別指導で素晴らしい先生に出会えて、子どもが見違えるように変わった」と言っていましたが、別のママ友は「3回先生を替えたけど、結局どの先生も息子には合わなかった」と肩を落としていました。塾でも家庭教師でも、個別対応の質は担当の先生との巡り合わせに左右されるのが現実です。
その点、教材のAI教材なら対応の質にばらつきがありません。誰が使っても同じ精度で苦手を分析してくれるし、先生の異動や退職で環境が変わる心配もない。我が家がこの安定感に救われた話は、次の項目で詳しくお伝えします。
【選択肢3】通信講座(タブレット学習)
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 費用 | ◎ 月3,000〜8,000円程度 |
| 自由度 | ◎ いつでもどこでもOK |
| 学習計画 | ◎ AIが自動で作成 |
| 苦手克服 | ◎ AIが苦手を検出→中学1年生まで戻れる |
| モチベーション維持 | ○ ゲーム感覚の仕組みあり |
学習サービスのリアル:我が家が最終的に選んだのがこの方法です。進研ゼミのタブレット学習を導入し、AIが息子の苦手を分析して中学1年生の内容まで戻って復習してくれました。
何より大きかったのは、「人と関わらずに自分のペースで勉強できる」こと。不登校の息子にとって、誰にも見られず、誰にも急かされず勉強できる環境は、心理的なハードルが圧倒的に低かったんです。
向いている人:不登校・起立性調節障害の子、費用を抑えたい家庭、自分のペースで学びたい子。
💡 我が家が通信講座を選んだ決め手
塾なしで高校受験に成功した体験記と学習サービスを選んだ理由はこちらの記事で詳しくお伝えしています。
それぞれの勉強法が向いているケース
| こんな状況なら | おすすめの方法 |
|---|---|
| 基礎はあるけど苦手教科がある | 独学+苦手教科だけ通信講座 |
| 基礎から抜けている・不登校 | 通信講座 |
| 人に教えてもらいたい+予算あり | 家庭教師 |
| 費用を最小限にしたい | 通信講座(月3,000円〜) |
| 起立性調節障害がある | 通信講座(時間に縛られない) |
私の場合——独学、家庭教師、家庭学習。3つ全部試して、息子に合ったのは通信講座だけでした。独学は何からやればいいかわからなくて挫折、家庭教師はドアを開けてもらえず。消去法で残ったのが自宅学習だったんだけど、結果的にはそれが正解だった。
まとめ:塾に行けなくても道はある
「塾に行けない=勉強できない」ではありません。
我が家の息子は、塾の入塾テストに何度も落ち、独学も挫折しました。でも学習サービスとの出会いで、中学1年生からやり直し、約1年後には志望校に合格できました。
大切なのは、「お子さんに合った方法を見つけること」。塾だけが正解ではありません。
我が家が使った通信講座はこちら
不登校の中学生におすすめの教材をこちらの記事で5つ比較しています。まずは無料の資料請求から始めてみてください。
みっこの本音——塾に行けないことは終わりじゃない
月4万円の塾代を払って半分休まれていた頃と、月8,000円の自宅学習で毎日タブレットを開いている今と。金額だけじゃなくて、親子の空気が全然違う。塾に行けないことを「ダメだ」と思っていたあの頃の自分に、「大丈夫だよ、別の道があるから」と教えてあげたいなぁ。
ADHDの特性がある子に塾の長時間拘束がつらい理由
息子はADHD不注意型のグレーゾーンです。好きなことには驚くほどの集中力を見せるのに、興味が薄い授業では10分もたたないうちにソワソワし始めます。塾の90分授業は、息子にとって「じっと座り続ける苦行」でしかありませんでした。
私は医師の家庭で育ち、「塾に通わせれば成績は上がる」と思い込んでいた時期があります。しかし息子が不登校になり、塾も続かなくなったことで、「環境が合わなければ学力以前に心が折れる」という現実を突きつけられました。
自宅学習に切り替えてからは、息子の学習スタイルが一変しました。
- 夜21時ごろ急にスイッチが入り、過集中モードで2時間ぶっ通しで勉強する日もある
- 逆に気分が乗らない日は、5分だけタブレットを触って終わりにする
- 「今日は数学だけやりたい」と、教科を自分で選べるのもストレスが少ない
ADHDの特性がある子は、集中できる波のタイミングが人それぞれ。塾のように「毎週火曜19時から」と固定されると、ちょうど集中できない時間帯に当たってしまうこともあります。家庭学習なら「波が来たときに一気にやる」学び方ができるので、結果的に学習量が増えることも少なくありません。
- 塾に行けない中学生が抱える3つの壁
- 3つの勉強法を比較してみた
- それぞれの勉強法が向いているケース
- まとめ:塾に行けなくても道はある
- ADHDの特性がある子に塾の長時間拘束がつらい理由


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