「進研ゼミって本当に効果あるの?」「不登校の子でも続けられる?」
この記事では、不登校だった息子が実際に進研ゼミ中学講座(ハイブリッドスタイル)を使って高校受験に合格するまでのリアルな体験をお伝えします。
良いことだけでなく、「ここはイマイチだった」という正直なデメリットもお話しします。
進研ゼミを選んだ背景
息子は私立中学を退学後、公立中学でも不登校に。中3になって高校受験を意識し始めましたが、塾の入塾テストには何度受けても不合格でした。
特に英語は10点台。中1の内容からやり直す必要がありました。
シングルマザーの私にとって、高額な家庭教師や個別指導塾は現実的ではありませんでした。そこで目を付けたのが通信講座。いくつか比較した結果、コスパの良さとAI学習機能に惹かれて進研ゼミを選びました。
集団塾3つ不合格から通信講座への切り替え
高校受験を意識し始めた息子は、中学受験のときのようにワイワイ学べる集団塾に行きたいと自分から言い出しました。友達が通う集団塾を3つ受験しましたが、すべて英語で不合格。「英語以外だけでも通えないの?」と食い下がりましたが、塾の規定で英語は必須科目。最後に受けた塾でも「まず半年間、個別で英語を……」と言われ、息子は「個別に通うくらいなら諦める」と肩を落としました。
塾という居場所すら得られなかった息子を見て、私は追い詰められていきました。
4年間で400万円を費やした末の選択
中学受験の3年間で300万円以上、私立中学の学費と塾代を合わせると4年間で教育費は400万円を超えていました。それだけのお金をかけて、結果的に息子を不幸にしてしまったのではないか——そんな後悔が頭から離れませんでした。もう教育にお金をかけるのが怖い。でも、このまま何もしなければ息子の将来はどうなるのか。そんな葛藤の中で出会ったのが、月額約6,990円〜(12ヶ月一括払いの場合)で始められる通信講座という選択肢でした。
なぜ進研ゼミだったのか
通信講座を調べ始めると選択肢が多く、何を基準に選べばいいのか分からず夜中にスマホで検索し続ける日々が続きました。Z会はお試し教材を取り寄せましたが、息子は「ムズカシイ!」と30分で投げ出してしまいました。担任がつくタイプの講座も検討しましたが、息子は人に干渉されるのを極端に嫌がるタイプ。分からないことを質問するのも苦手で、候補から外しました。
最終的に進研ゼミに決めた理由のひとつは、幼稚園の頃にやっていた親近感です。あの頃の息子は届く教材を楽しみに待っていました。馴染みのある名前だからこそ、抵抗なく始められるのではないかと思ったのです。
進研ゼミ中学講座の基本情報
我が家が利用したのは「ハイブリッドスタイル」(タブレット+紙教材)です。
- 月額料金:約6,990円〜(12ヶ月一括払いの場合。毎月払いだと約8,000円前後。学年により変動)
- 学習スタイル:専用タブレット「チャレンジパッド」がメイン
- 対応教科:9教科(実技4教科含む)
- 特徴:AI学習アシスタント、赤ペン先生の添削、オンラインライブ授業
実際に使って感じた5つのメリット
1. 中1からさかのぼって復習できた
これが一番助かったポイントです。息子は中1の途中から勉強がストップしていたので、中3の教材だけでは意味がありませんでした。
進研ゼミのAI機能は苦手な分野を自動で特定し、必要な学年まで遡って復習カリキュラムを組んでくれます。「どこから勉強すればいいかわからない」という悩みが一気に解消されました。
2. タブレットだから取り組みやすかった
紙の問題集だと「机に向かう」というハードルがあります。でもタブレットなら、ベッドの上でもソファでも気軽に始められます。
息子は「ゲームみたいに進められるから続けやすい」と言っていました。勉強へのハードルが下がったのは大きかったです。
3. 自分のペースで進められた
起立性調節障害がある息子は、午前中は体調が悪いことが多く、塾のように時間が決まっている学習は難しい状態でした。
進研ゼミなら体調がいい昼過ぎ〜夕方に集中して取り組める。これは通信講座ならではのメリットです。
4. 親が「勉強しろ」と言わなくて済んだ
AIが学習プランを立ててくれるので、親が「今日はこれをやりなさい」と指示する必要がありません。
以前の私は毎日スケジュールを立てて息子に押し付けていました。それが親子関係の悪化の原因だったので、講座に学習管理を任せられるのは精神的にも楽でした。
5. 9教科対応で内申点対策もできた
実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)のテスト対策もカバーされていたのは助かりました。内申点を少しでも上げるために、実技教科の点数も大切です。
正直に感じた3つのデメリット
1. 自分から取り組む意欲がないと溜まる
通信講座の宿命ですが、誰かに強制されないのでやる気がない時期は教材が溜まります。最初の1ヶ月は息子もあまり手をつけていませんでした。
ただ、「勉強しろ」と言わずに見守っていたら、自分のタイミングで始めるようになりました。
2. 難関校向けの応用問題は物足りない
偏差値65以上の難関高校を目指す場合は、進研ゼミだけでは応用力が不足するかもしれません。その場合はZ会の方が向いているでしょう。
ただ、不登校で基礎からやり直す段階であれば、進研ゼミの内容で十分です。
3. 質問対応にタイムラグがある
わからない問題を質問できる仕組みはありますが、回答が返ってくるまでに時間がかかります。塾のようにその場で質問→即回答とはいきません。
ただし、AI学習機能で類題を繰り返し解くことで、質問しなくても理解が深まるケースは多かったです。
息子のリアルな変化
進研ゼミを始めてからの息子の変化をまとめます。
振り返って思うのは、息子の中に「やればできる」という小さな火種が残っていたことです。すっかり自信をなくし、「自分は全然勉強ができない子だ」と口にするようになっていました。でも中学受験で必死に勉強して合格を勝ち取った経験は、息子の奥底で消えていなかったのです。「本気を出せばできる」という自負が、通信講座で学び直してみようという気持ちにつながりました。私からすれば失敗だと思っていた中学受験ですが、あの経験があったからこそ息子は再び机に向かえたのだと、今では感じています。
- 1ヶ月目:あまりやらない。友達と遊ぶ方が優先。でも口出しせず見守る
- 2ヶ月目:少しずつタブレットに触るようになる。「これ、わかるようになった」と報告
- 3ヶ月目:自分から毎日30分〜1時間学習するように
- 半年後:苦手だった英語が飛躍的に伸びる。模試で平均点を超える
- 受験期:志望高校に合格
劇的な変化は最初から起こりませんでした。でも、子どものペースに任せたことで、結果的にうまくいったと感じています。
進研ゼミが向いている子・向いていない子
向いている子
- 不登校で学習が遅れている(中1〜の復習が必要)
- タブレットやデジタル機器に抵抗がない
- 強制されるのが嫌で、自分のペースで進めたい
- 起立性調節障害など、体調に波がある
- コストを抑えたい家庭
向いていない子
- 誰かに見てもらわないと全く勉強しない(→すらら のコーチ付きがおすすめ)
- 偏差値65以上の難関高校を目指す(→Z会がおすすめ)
- 紙に書く学習を重視したい(→スマイルゼミの専用ペンが良い)
まとめ:不登校の子に進研ゼミは「あり」
進研ゼミは完璧な教材ではありません。でも、不登校の子が自分のペースで基礎からやり直すには十分すぎる内容でした。
何より、月額約6,990円〜8,000円台でこの内容は、シングルマザーの家計にとって本当にありがたかった。
まずは無料の資料請求や体験教材から始めてみてはいかがでしょうか。お子さんに合うかどうか、実際に触ってみるのが一番です。
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ADHDグレーゾーンの息子が進研ゼミを続けられた理由
息子はADHD不注意型のグレーゾーンで、紙のワークは3ページ目で必ず手が止まっていました。ところが進研ゼミのチャレンジタッチに切り替えたところ、意外にも自分から取り組む日が増えたのです。
続けられた理由を振り返ると、次のポイントが大きかったと感じます。
- 1回の学習が約15分──集中力が短い息子でも「もう終わり?」と感じるちょうどいい長さ
- タブレットの動きのある解説──紙より視覚的で、注意がそれにくい
- 正解するとエフェクトが出る仕掛け──ゲーム好きの息子にはごほうび感覚
- AIが苦手を自動で出題──「何をやればいいか分からない」と固まる時間がなくなった
医師家系に育った私は、かつて「勉強は長時間机に向かうもの」と信じていました。でも息子の不登校をきっかけに、短くても毎日触れる学習習慣のほうがずっと大切だと気づきました。進研ゼミのチャレンジタッチは、まさにその「短く・毎日」を自然に実現してくれる教材だったのです。


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