息子の不登校が続く中で私自身もうつ病を発症し、心療内科で治療を受けながら、スクールカウンセラーにも通っていました。
正直に言うと、最初の目的は「カウンセリングを受けること」ではなかったのです。もっと戦略的な理由がありました。
スクールカウンセラーを利用した本当の理由
私がスクールカウンセラーを利用し始めた理由は、大きく3つでした。
①「私は頑張っている」と学校に伝えてほしかった
息子が問題を起こすたびに呼び出される日々。学校から見れば「家庭に問題があるのでは」と思われていたかもしれません。カウンセラーの先生から担任に「この親子は頑張っています」と伝えてもらうことで、少しでも息子への風当たりを和らげたかったのです。
②同じように不登校だった子のその後を知りたかった
スクールカウンセラーは多くの不登校の親子を見てきた専門家です。「不登校の子がその後どうなったか」というリアルな情報が欲しかった。ネットには情報があふれていますが、目の前の専門家から聞く話のほうがずっと信頼できました。
③味方を作りたかった
学校との関係が悪化していた中で、校内に一人でも味方がいるだけで心強かったのです。担任とは別のルートで学校と繋がれる——それだけでも大きな安心感がありました。
初めてカウンセラー室のドアをノックした日のことを覚えています。廊下で3回深呼吸してからノックしました。中に入ると、温かいお茶を出してくれた先生が「今日はどんなお話でも大丈夫ですよ」と微笑んでくれた。その一言で、張り詰めていた糸がプツンと切れて、最初の10分はほとんど泣いて過ごしました。
先生に「担任にも息子が頑張っている姿を伝えてほしい」とお願いした翌週、担任の口調がほんの少し柔らかくなった気がしました。実際に何が変わったのかは分かりません。でも、「校内に味方がいる」と思えるだけで、学校からの電話が鳴っても以前ほど手が震えなくなったのです。
私の場合——最初の面談で泣いてしまったのは、「話を聞いてくれる人がいる」という安心感だったんだと思います。問題が解決したわけじゃない。でも一人じゃないと思えただけで、帰り道の足取りが少し軽くなった。
心療内科に通っていた私にとっての効果
私はすでに心療内科で治療を受けていたので、正直なところカウンセリング自体の効果は限定的でした。鬱の治療は心療内科、息子に関する戦略的な相談はスクールカウンセラーと使い分けていた感覚です。
ただ、一つ印象的だったことがあります。カウンセラーの先生が慣れた様子でこう聞いてきたのです。
「自責の気持ちがあるでしょう? 自分を責める必要はないですよ」
不登校の親をたくさん見てきた方だからこそ言える言葉でした。心療内科では薬と症状の話が中心ですが、スクールカウンセラーは「不登校の親としての苦しさ」にピンポイントで寄り添ってくれる。それは心療内科にはない強みだと感じました。
スクールカウンセラーの活用法|効果を最大化するコツ
- 「話を聞いてほしい」だけでも十分です。一人で抱え込んでいる方には、それだけで大きな意味があります
- 担任との橋渡し役になってもらえます。直接言いにくいことをカウンセラー経由で伝えてもらうのは効果的です
- 他の不登校事例を聞けるのは大きなメリット。「うちだけじゃない」と知るだけで楽になります
- 公立中学校では無料で利用できることがほとんど。予約制なので早めに相談してみてください
- お子さん本人が行きたがらなくても、親だけで利用できます
スクールカウンセラーを使おうか迷っている方へ
正直、「話を聞いてもらうだけで何が変わるの?」と思っていた時期もありました。でも振り返ると、学校の中に味方がいたことは、あの辛い時期を乗り越える支えの一つになっていたと思います。
特にシングルマザーで相談相手がいない方、夫に話せない方。無料で、予約するだけで利用できます。気負わず一度足を運んでみてください。
みっこの本音——「味方がいる」の安心感
カウンセリングで何かが劇的に変わったかと聞かれると、正直わからない。でも「学校の中に、私の話を聞いてくれる人がいる」と思えたことは、あの辛い時期を耐える支えの一つにはなっていたと思います。大した助言じゃなくても、聞いてもらえるだけで違うんですよね。
スクールカウンセラー利用前のよくある質問
はじめてスクールカウンセラーに相談する時、「どんなことを聞いていいのか」「子どもを連れて行かないといけないのか」といった不安が出てきます。実際に私が利用前に抱えていた疑問と、相談員の方から教わった答えをまとめました。
Q1. 子どもを連れて行かなくても相談していいですか?
親だけの相談で問題ありません。むしろ不登校初期は子どもの心が安定していないことも多く、親だけで先に相談したほうが流れがスムーズになります。私自身、最初の半年はずっと親だけで通っていました。
Q2. 担任の先生に内容は伝わりますか?
原則として、相談者の同意なしに担任に伝わることはありません。「学校に共有してほしい部分」と「カウンセラーだけに留めてほしい部分」を、相談の冒頭で線引きできます。私はこの線引きを意識してから安心して話せるようになりました。
Q3. どのくらいの頻度で通えばいいですか?
地域や学校によって異なりますが、月1〜2回が一般的です。予約が取りにくい学校もあるので、最初の相談で「次回いつ予約できるか」を確認しておくと継続しやすくなります。
Q4. 何を話せばいいかわからない時は?
用意していなくても問題ありません。「最近こんなことがあった」「気持ちが追いつかない」と話し始めるだけで、相談員の方が必要な情報を引き出してくれます。私は最初の数回、ただ泣いていただけの時もありました。
Q5. スクールカウンセラーと心療内科は両方使ってもいい?
役割が違うので併用がおすすめです。心療内科は薬の処方や医療的な診断、スクールカウンセラーは学校との連携や日常の話の聞き手と位置づけると、それぞれの強みを活かせます。
Q6. 合わないと感じたらどうすればいいですか?
無理に続ける必要はありません。学校に相談すれば別の相談員を紹介してもらえることもありますし、外部の相談窓口(自治体の教育相談センター・児童相談所など)に切り替えるのも一つの方法です。私の場合は最初の方とは合わず、別の方に変わってもらえて関係が大きく変わりました。
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- 心療内科に通っていた私にとっての効果
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