不登校でも出席扱いになる通信教育とは?すららの仕組みと我が家が進研ゼミを選んだ理由

タブレットでオンライン学習する机 シングルマザーの教育戦略

不登校の子どもを持つ親にとって、「出席日数」と「内申点」は常に頭から離れない不安です。

私は40代のシングルマザー。息子が幼稚園の時に離婚し、女手ひとつで育ててきました。親族のほとんどが医師という環境もあり、「学力という財産だけは息子に残したい」という思いで必死に教育と向き合ってきた一人です。

息子は難関私立中学に合格しましたが、起立性調節障害で学校に行けなくなり、ADHDのグレーゾーンとも診断されました。私立を退学し、公立中学に転校。そこでもすぐには通えず、出席日数はどんどん減っていきました。

「このままでは高校受験で内申点が足りない」——そんな焦りの中で調べるうちに出会ったのが、自宅学習でも出席扱いになる制度でした。出席扱いに対応した通信教育として「すらら」が実績豊富であることを知りましたが、我が家では最終的に進研ゼミを選びました。この記事では、出席扱い制度の仕組みと、すららが強い理由、そして我が家が進研ゼミを選んだ経緯をお伝えします。

不登校の出席扱い制度とは?

文部科学省は、不登校の子どもがICT教材で自宅学習を行った場合、一定の要件を満たせば「出席扱い」にできるという通知を出しています。

💡 出席扱いの7つの条件と対応講座一覧

制度の詳しい条件や対応している通信講座の一覧はこちらの記事でまとめています。

すららが出席扱いに認められやすい理由

出席扱い制度について調べる中で、すららが特に実績があることがわかりました。友人の子どもがすららを使って実際に出席扱いを認めてもらえたと聞き、詳しく調べてみました。

すららの出席扱い実績

すらら利用者の出席扱い認定率は約81%(すらら公式発表)。これは他の通信教育と比べても群を抜いた数字です。

なぜここまで認定されやすいのか。

  • 学習履歴の詳細な記録:いつ、何分、どの単元を学習したかがすべてデータで残る
  • すららコーチによる対面指導の代替:専属コーチが学習計画を立て、進捗を管理
  • 無学年式で個別最適化:その子のレベルに合った学習内容を提供できる
  • 学校への提出書類のサポート:出席扱い申請に必要なレポートや資料の準備を手伝ってくれる

学校側が求める「学習の証拠」をきちんと提示できるからこそ、高い認定率を実現しているのです。出席扱いを最優先に考えるなら、すららは非常に有力な選択肢だと感じました。

我が家が進研ゼミを選んだ理由

すららの出席扱い実績は魅力的でしたが、我が家は最終的に進研ゼミを選びました。その理由は以下の通りです。

  • 大手の安心感:進研ゼミはベネッセが運営する歴史ある通信講座で、教材の質やサポート体制に安定感がある
  • 知名度の高さ:学校の先生にも「進研ゼミ」と言えばすぐ通じる。出席扱いの相談時にも説明がスムーズだった
  • 息子との相性:体験教材を試したとき、息子が「これならやれそう」と前向きな反応を見せた

出席扱い制度の活用だけを考えればすららが最適だったかもしれませんが、息子が長く続けられる教材であることを最優先に考え、進研ゼミを選びました。

出席扱いを申請する手順(我が家の体験)

実際に出席扱いの申請を進めたときの流れをお伝えします。

ステップ1:担任の先生に相談

まず、担任の先生に「自宅学習で出席扱いにしてもらえる制度があると聞いたのですが」と相談しました。正直に言うと、最初は先生もこの制度をよくご存じなかった様子でした。

そこで、文科省の通知の内容を印刷して持参し、すららの出席扱い実績の資料も参考としてお渡ししました。「私も初めて知ったのですが、こういう制度があるそうです」と、押しつけがましくならないよう丁寧に伝えることを心がけました。

ステップ2:学校内での検討・校長の承認

担任の先生が教頭・校長に相談してくださり、学校として検討していただきました。この間、約2〜3週間。すららでの出席扱い認定事例も参考資料としてお伝えし、制度自体の理解を深めていただきました。

ステップ3:進研ゼミで学習を開始し、記録を提出

校長の承認を得て、出席扱い制度を活用した自宅学習を進研ゼミで開始しました。毎月の学習記録を学校に提出し、担任の先生と定期的に面談を行いました。

このプロセス全体で大切だったのは、学校と敵対せず、「一緒に子どものために考えたい」という姿勢を崩さなかったことです。

出席扱いにしてもらうための担任との交渉のコツ

出席扱いの申請は、制度上は可能でも、実際には学校や担任の理解がなければ実現しません。経験から学んだ交渉のコツをお伝えします。

1. 「お願い」ではなく「相談」のスタンスで

「出席扱いにしてください」と要求するのではなく、「子どもの学びの機会を一緒に考えていただけませんか」という姿勢が大切です。先生も人間です。一方的に制度を突きつけられると構えてしまいます。

2. 根拠となる資料を準備する

文科省の通知文、すららの出席扱い実績、学習レポートのサンプルなど、先生が校長に説明しやすい材料を揃えてお渡しする。先生の負担を減らす工夫が結果的に話を前に進めます。

3. 定期的な連絡を欠かさない

出席扱いが認められた後も、学習の進捗を定期的に報告し、先生との信頼関係を維持しましょう。「放置している」と思われると、認定が取り消される可能性もあります。

内申点以外のメリット

出席扱いを目指して通信講座での学習を始めましたが、実はそれ以上に大きかったのは息子自身の変化でした。

学習習慣が戻った

不登校中はまったく勉強する気力がなかった息子が、進研ゼミの教材なら少しずつ取り組めるようになりました。短い単元に区切られているので、集中力が続かないADHDグレーゾーンの息子にも無理がありませんでした。

自己肯定感の回復

「今日はこれだけできた」という小さな達成感が積み重なり、「自分でもやれるんだ」という自信が少しずつ戻ってきました。わからないところまで戻って学べる仕組みがあるのも、「できない自分」を突きつけられずに済む大きなポイントでした。

親子関係の改善

「学校に行きなさい」「勉強しなさい」と言わなくて済むようになったことで、親子の関係も穏やかになりました。息子が自分から料理を作ってくれたり、一緒にテレビを見て笑ったり。そんな何気ない日常が戻ってきたのです。

シングルマザーとして感じたこと

シングルマザーで不登校の子どもを抱えると、「全部ひとりで背負わなきゃ」と追い詰められがちです。周囲からの視線も気になるし、相談できる人も限られる。

中学受験時代、私は小6の1年間、仕事を完全に辞めて貯金を切り崩しながら息子に伴走しました。暗記カードを手作りし、テスト結果を分析し、間違えた問題を1冊のノートにまとめる日々。年間100万円を超える塾代に、減っていく貯金残高。あの頃は「ここまでやれば報われる」と信じていました。

でも、息子が不登校になって初めて気づいたのです。偏差値の高い学校に入ることだけが幸せではないと。

今、息子は高校生。料理やギター、筋トレを楽しみながら、「医者は本当になりたい仕事じゃなかった」と自分の道を探しています。医師家系のプレッシャーの中で育った私にとって、息子のその言葉はどこか眩しく感じます。

一緒に食卓でご飯を食べる。その当たり前の日常が、今は一番の幸せです。

不登校で悩んでいるシンママのあなたへ。出席扱い制度という道があります。すべてを諦める必要はありません。お子さんに合った学び方を、一緒に探していきましょう。

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