「うちの子の不登校、いつまで続くんだろう」
息子が不登校になって、私が特にしんどかったのは「期間と先の見えなさ」でした。
「3日休んだら復活するかな」「1ヶ月続いたらどうしよう」「半年経ったら受験どうする?」「1年続いたら高校はどうなる?」――月日が経つたびに、想定すべき対応がどんどん変わっていきます。けれど、「○ヶ月目に何をすべきか」を体系的にまとめた情報って、意外と少ないのです。
この記事では、不登校が始まってから1年までの期間を5つに区切り、「○ヶ月目には何をすればいいか」「やってよかったこと」「やらなくてよかったこと」を、シングルマザーで息子の不登校を経験した私の体験をもとに具体的にまとめます。
「今、何をすればいいか分からない」「期間に応じてやるべきことが知りたい」というお母さんの参考になれば嬉しいです。
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📖 不登校シリーズ|おすすめの読み順
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不登校期間別 必要な対応の全体像
まず、不登校期間と必要な対応をまとめた表からご覧ください。
| 期間 | 主な対応 | 親の心の状態 |
|---|---|---|
| 〜1週間 | 学校連絡+医療相談+家族共有 | 混乱・焦り・自責 |
| 1週間〜1ヶ月 | 休ませる選択/家での過ごし方ルール | 「いつ復活?」期待と不安 |
| 1〜3ヶ月 | 身体面確認(医療機関)+発達面相談 | 原因模索+情報収集本格化 |
| 3〜6ヶ月 | 自宅学習の仕組み構築+進路情報 | 受け入れ+次の一歩 |
| 6ヶ月〜1年 | 進路選択+通信講座/通信制高校検討 | 具体的決断・行動 |
| 1年経過 | 振り返り+進路実行 | 受容+未来志向 |
ここから各期間ごとに、私の経験+具体的な対応をご紹介します。
開始〜1ヶ月:母親が直面する4つの感情ステージ
不登校が始まってから1ヶ月間は、母親自身の心が大きく揺れる時期です。私の場合、4つの感情ステージを順番に経験しました。
ステージ①:混乱(1〜3日目)
「なぜ?」「どうすればいい?」――頭の中がパニック状態。何を聞けばいいか、何を言えばいいか分からない。「明日は行ける」という淡い期待を持ちながら、結局何も決められないまま時間が過ぎる。
ステージ②:焦り(4〜7日目)
「内申点は?」「高校受験は?」「このまま不登校が続いたら?」――現実的な不安が膨らみ、焦りが先行する時期。情報を集めようとネット検索の手が止まらないのもこの時期です。
ステージ③:自責(1〜2週目)
「私のせいで子どもがこうなった」「もっと早く気づけば」「あの時こう言わなければ」――過去の自分を責め続ける時期。この時期が一番つらいかもしれません。
ステージ④:受容(3〜4週目)
少しずつ「今の状況を受け入れる」気持ちが芽生える時期。「明日復活する」という期待を手放し、「数ヶ月単位で考える」覚悟ができてくる。母親自身が落ち着くことで、子どもとの関係も少しずつ穏やかになります。
私の場合、この4ステージを経験するのに約4週間かかりました。けれど、「自分が今どのステージにいるか」を客観的に把握するだけで、心の負担は半分になります。
1〜3ヶ月:身体面確認+発達面相談
1ヶ月を過ぎても状況が変わらない場合、私は次の3つを優先的に進めました。
①かかりつけ医での身体検査
不登校の背景に身体的な原因が隠れていることは少なくありません。我が家の息子の場合、起立性調節障害が小学6年生のときに発症していて、中学3年生の不登校期も再発していました。
朝起きられない・午前中の頭痛や倦怠感などの症状があれば、ぜひ小児科で血圧測定+問診を受けてください。「サボっているのではない」と確認できると、母親自身の気持ちも腑に落ちます。
②発達外来での相談(必要時)
息子にはADHDグレーゾーンの傾向もありました。集中の途切れやすさ、興味のあることへの過集中、忘れ物の多さ――気になる特性があれば、発達外来で相談すると今後の対応方針が見えてきます。
③スクールカウンセラー or 相談機関の活用
市区町村の発達障害相談、教育委員会の不登校相談、民間カウンセラー――親が一人で抱えこまないためのルートを早めに作ってください。私自身、市の発達障害相談に一人で足を運んだとき、「お母さん、頑張ってるね」と言われた瞬間、涙がこぼれそうになりました。母親の心のケアこそ、長期戦を乗り切る土台になります。
3〜6ヶ月:自宅学習の仕組み構築+進路情報収集
3ヶ月を過ぎると、「学校に戻れないかもしれない」現実が見えてきます。同時に、「学校に行けないことと、学べないことは違う」という気づきが芽生える時期でもあります。
自宅学習の仕組み構築
我が家は中学3年生の4月から進研ゼミ中学講座のハイブリッドスタイルを始めました。月額約8,000円で、紙の管理が苦手な息子にもタブレット完結型が合っていたからです。
選択肢は——通信講座/家庭教師/個別指導塾/タブレット型教材/市販問題集など。子の特性+家計の余裕で総合的に判断してください。我が家の比較はこちらの金額比較記事で詳しくまとめています。
進路情報の本格収集
この時期から、通信制高校の説明会、フリースクールの見学、出席扱い制度の調査など、選択肢を「広く知る」ことが重要です。決断はまだ先でいいので、まずは選択肢の存在を知ることに注力してください。
通信制高校6校の比較はこちらの記事、出席扱い対応の通信講座ランキングはこちらの記事で詳しくまとめています。
6ヶ月〜1年:進路選択+通信講座/通信制高校検討
半年を過ぎると、いよいよ進路選択の現実的な決断時期に入ります。
担任の先生との連携継続
転校先の公立中学校の吉岡先生がとても柔軟な対応をしてくれて、保健室登校+プリント取り登校で出席日数が確保できました。担任の先生との具体的な連携は、内申書/調査書の最後の調整に直結します。
公立全日制 or 通信制 or その他
我が家は最終的に公立全日制を選びました。理由は——息子自身の意思/保健室登校で出席確保/進研ゼミ自宅学習で基礎学力回復――の3点が揃ったからです。
もし状況が違えば通信制高校を選んでいた可能性も十分ありました。「全日制が無理だから通信制」ではなく「子の特性に合うほうを選ぶ」視点が大切です。
1年経過:振り返りとリセット
不登校開始から1年が経過すると、進路実行のフェーズです。我が家の場合、進研ゼミでの1年間の自宅学習で公立高校に合格しました。
1年で得たもの
不登校期間で「失った」と感じていたものより、得たものの方が大きかったと振り返って思います。
- 息子の自己理解(自分の特性を知る)
- 母親の覚悟(子の選択を尊重する力)
- 家族の絆(対話の質が上がった)
- 多様な選択肢の知識(通信講座・通信制高校・出席扱い制度)
- 「お金をかければ良い教育」の思い込み解消
高校生活への移行
息子は公立高校に進学後、「悪くないよ」と照れくさそうに笑うようになりました。友達もすぐにでき、自ら生活リズムを整え、起立性調節障害の処方薬も自分で管理するようになりました。不登校期間が、息子の自立を育てたとも言えます。
期間別 親が「やってよかった」5選
1年間を振り返って、私が「これはやってよかった」と思うことを5つに絞りました。
- 医療機関での身体面確認(1〜3ヶ月)——起立性の再発が判明+「サボっているのではない」確認
- 担任の先生との具体的提案ベース対話(全期間)——「週1プリント取り」のような小さな案から始めた
- 出席扱い制度の存在を知ったこと(3〜6ヶ月)——申請しなくても「いざとなれば」の安心感
- 自宅学習の仕組み構築(3〜6ヶ月)——進研ゼミでタブレット完結+自分のペース
- 親自身の相談ルート確保(全期間)——市の発達障害相談で「頑張ってるね」と言われた一言
期間別 「やらなくてよかった」3選
逆に「やらなくてよかった」「無理しなくてよかった」と思うことも3つあります。
- 無理に学校に行かせる試み(最初の1週間)——一度信頼が崩れると回復に時間がかかる
- カウンセリング即受診(1〜3ヶ月)——本人が話す気がなければ意味がない+親の相談ルートで代替可能
- フリースクール即決(3〜6ヶ月)——月3〜5万円の費用+本人の「新しい場所も怖い」感情を考慮
不登校は、家庭ごとに状況が違います。他の家庭の「やってよかった」「やらなくてよかった」を参考にしつつ、お子さんの状態に合わせて選んでいくのが大切です。
焦らず、一歩ずつ。お子さんと一緒に、その時期に必要な対応を選んでいきましょう。
- 不登校期間別に必要な対応を5期間(〜1ヶ月/1〜3ヶ月/3〜6ヶ月/6ヶ月〜1年/1年経過)に整理
- 母親の感情4ステージ(混乱→焦り→自責→受容)を客観視するだけで負担半分
- 1〜3ヶ月:医療機関+発達外来+親自身の相談ルート確保が最重要
- 3〜6ヶ月:自宅学習仕組み構築+進路情報「広く知る」
- 「やってよかった」5選/「やらなくてよかった」3選で具体的指針


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