「中学1年生の勉強が全然わからない。今さらやり直せるの?」
不登校や長期の勉強ブランクがある中学生にとって、「どこからやり直せばいいかわからない」のが最大の壁です。
この記事では、中学1年生の内容からやり直せる通信講座を紹介しながら、最近のAI学習がどこまで使えるのか、実体験をもとにお伝えします。
「やり直し」が必要な子の特徴
以下に当てはまるなら、中学1年生からの総復習が必要です。
- 不登校で1年以上勉強が止まっている
- 英語のbe動詞・一般動詞の区別がつかない
- 数学の正負の数・文字式でつまずいている
- 学校の授業を聞いても何を言っているかわからない
- テストで平均点の半分も取れない
我が家の息子はまさにこの状態でした。中学1年生の途中から不登校になり、中学3年生になるまで勉強がほぼストップ。塾の入塾テストでは英語10点台。「中学1年生からやり直さないと、何も始まらない」という状況でした。
不思議なことに、すっかり勉強意欲をなくした息子にも「本気でやる気になって集中すれば、良い高校に行ける」という自信は残っていました。中学受験で死に物狂いで頑張り、難関校に合格した成功体験があったからです。「自分は勉強ができない子だ」と言いながらも、心の奥では「本気を出せばできるはず」と信じていた。私からすれば中学受験は失敗だったと思っていましたが、頑張り抜いた経験は息子の中で大きな自信の種火になっていたのです。
AI学習で何が変わったのか
最近の自宅学習に搭載されている「AI学習機能」は、かつての教材とは別物です。
AI学習の仕組み
- 診断テスト:最初にテストを受けて、現在の理解度を測定
- 苦手分析:AIがどの単元が弱いかを自動で特定
- さかのぼり学習:必要なところまで自動で戻って、基礎から再学習
- 定着確認:理解できたかをAIが確認し、次のステップへ
つまり、「何からやればいいかわからない」という問題をAIが解決してくれるんです。
息子には起立性調節障害があり、午前中はほとんど頭が働きません。学校に行けた日でも授業中はほぼ居眠り。塾に通っても夕方に眠くなり休みがちで、「学校でも塾でも勉強が頭に入らない」状態が続いていました。もともと中学受験で難関校に受かるだけの地頭は持っていたのに、得意だったはずの数学で平均点が取れなくなり、英語は10点台。周りにどんどん差をつけられていく焦りは親子ともに感じていましたが、起立性調節障害の子に「頑張れ」は通用しません。体が動かないのだから。AI学習の「自分のペースで、調子の良い時間に」という仕組みは、そんな息子にとって唯一の光でした。
実際に息子が体験したこと
進研ゼミのタブレット学習を始めた時、最初の診断テストで英語は「中学1年生の基礎からやり直し」と判定されました。
「こんな簡単なところから?」と最初は思いましたが、実際にやってみるとbe動詞と一般動詞の使い分けすらあやふや。基礎が抜けていたことを息子自身が実感しました。
届いたチャレンジパッドNextと初期設定ガイドです。箱を開けてすぐに始められる手軽さも、通信講座の魅力でした。

AIが出す問題は、間違えた問題の類題を繰り返し出してくれるので、自然と弱点が克服されていく感覚がありました。
中学1年生からやり直せる通信講座を比較
| サービス名 | さかのぼり学習 | AI機能 | 月額(税込目安) |
|---|---|---|---|
| 進研ゼミ中学講座 | ◎ 中学1年生まで戻れる | ◎ AI学習プラン自動作成 | 約6,500〜7,500円 |
| スマイルゼミ | ◎ 学年を超えて復習可能 | ◎ 個別最適プログラム | 約7,500〜8,500円 |
| スタディサプリ | ◎ 小学4年生〜高校3年生まで見放題 | ○ 動画中心(AI分析は限定的) | 約2,178円 |
| Z会 | ○ オープンカリキュラムで対応 | ◎ AI診断+添削指導 | 約8,000〜10,000円 |
コスト最優先なら
スタディサプリが月2,178円と圧倒的に安い。ただしAI分析機能は限定的で、自分で計画を立てる必要があります。
AI学習の質で選ぶなら
進研ゼミまたはスマイルゼミ。AIが苦手を自動分析してくれるので、「何からやればいいかわからない」子に最適です。
難関校を目指すなら
Z会。基礎からのやり直しもできますが、どちらかというと基礎がある程度できている子向けです。
私の場合——AIが「中学1年生のbe動詞からやり直し」と判定した時、息子は「こんな簡単なとこから?」と不満そうだった。でもやってみたら実際にあやふやだった。自分では気づけない弱点をAIが見つけてくれるのは、プライドの高い息子でも受け入れられた。機械に言われると素直なんですよね。
AI学習の「限界」も知っておこう
AI学習は万能ではありません。注意点もあります。
- やる気がゼロだと意味がない:AIは問題を出してくれますが、タブレットを開くのは本人。最低限の「やってみよう」という気持ちは必要です
- 記述力は鍛えにくい:タブレット学習は選択問題が中心。国語の記述や英作文は、紙に書く練習も併用した方がいいです
- 質問への対応はサービスによって差がある:AIチャットで質問できるサービスもあれば、できないサービスもあります
中学受験からの教育費は膨大でしたが、自宅学習は月数千円から始められ、AIが苦手分野を自動で分析してくれます。我が家の教育費の全体像と学習サービスのコスト比較は「こちらの記事」にまとめています。
まとめ:AI学習は「やり直し」の心強いツール
中学1年生から勉強をやり直すのは、独学では本当に難しい。でも、AIが「どこからやり直すか」を自動で判断してくれる家庭学習なら、効率よく遅れを取り戻せます。
息子は中学3年生の4月からやり直して、約1年で高校合格まで追いつきました。「今さら」なんてことはありません。
みっこの本音——「やり直し」は恥ずかしくない
中学3年生が中学1年生の内容からやり直す。周りから見たら遅れていると思われるかもしれない。でも息子は「あ、これ中受の時にやったやつだ」と言いながら、少しずつ思い出していった。やり直しは後退じゃなくて、助走だったんだなぁと今は思います。
ADHDの特性で授業についていけなかった子のやり直しに通信講座が最適な理由
息子はADHD不注意型のグレーゾーンで、授業中にぼーっとしてしまい、気づいたら板書が進んでいた──ということが日常茶飯事でした。本人に悪気はないのに「聞いていない」と注意され、やがて教室に行くこと自体がつらくなっていきました。
私は医師の家庭で「授業をちゃんと聞けば理解できるはず」という前提で育ちました。しかし息子を見ていて、注意を持続すること自体が難しい子にとって、一斉授業は情報が素通りしてしまう環境だと気づいたのです。
家庭学習でのやり直し学習が合っていたのは、次の点です。
- 分からないところまで自由に戻れる──無学年式の教材なら小学校範囲にも遡れる
- 動画を一時停止・巻き戻しできる──聞き逃しても何度でも確認できる
- 自分のペースで進められる──過集中モードの日にまとめて進め、調子が悪い日は休める
- 「授業についていけない自分」を感じなくて済む──周囲の目がないぶん、素直に基礎から取り組める
ADHDの特性で学習の遅れが出ている子にとって、やり直しは「もう一度授業を受ける」ことではなく、自分に合ったペースとツールで学び直すことが大切です。
- 「やり直し」が必要な子の特徴
- AI学習で何が変わったのか
- 中学1年生からやり直せる通信講座を比較
- AI学習の「限界」も知っておこう
- まとめ:AI学習は


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