「スタディサプリって月額2,178円で本当にいいの?」「不登校の子でも続けられる?」
正直、月額2,178円で質の高いプロ講師の授業が見放題というスタディサプリの魅力にはすごく心が揺れました。シングルマザーの我が家にとって、この価格は本当にありがたい。
でも結論から言うと、我が家はスタディサプリを選びませんでした。
この記事では、不登校でADHDグレーゾーンの息子のためにスタディサプリ中学講座を真剣に検討し、それでも選ばなかった理由を正直にお伝えします。同じように迷っている方の参考になれば嬉しいです。
スタディサプリの魅力|正直、すごく迷った
息子が不登校になって最初にぶつかった壁は、「授業を受けていない」という事実でした。教科書を渡されても、授業を聞いていない子が独学で理解するのは無理があります。
そんなとき目に留まったのがスタディサプリでした。調べれば調べるほど、魅力的な教材だと感じました。
月額2,178円のコスパは最強
月額2,178円(税込)で、プロ講師の映像授業が見放題。塾に月4万円を払い、しかも起立性調節障害で半分は休んでいた我が家にとって、この価格は本当に魅力的でした。
離婚後、中学受験から私立中学校時代まで教育費に大きな金額を費やしてきた中で、個別塾の1時間8,000円という費用にも限界を感じていた時期。月2,178円なら「体調が悪い日に休んでも損にならない」——その安心感は大きかったです。
講師の授業の質が高いと評判
口コミやレビューを見ていると、「学校の先生よりわかりやすい」「神授業は本当だった」という声がたくさんありました。特に英語と数学の評価が高く、不登校で中学1年生の基礎が抜けている息子にとって「授業を受け直す」ことができるのは大きいと思いました。
学年をまたいで自由に受講できる
不登校で中学1年生の基礎が抜けていた息子は、当時中学3年生。中学1年生の内容からやり直す必要がありました。学年をまたいで自由に受講できるのは、学校の授業についていけなくなった子にとってありがたい機能です。
自分のペースで学べる
起立性調節障害で体調に波がある息子にとって、自分のペースで止めたり戻したりできる映像授業は理想的だと思いました。巻き戻しや倍速再生も自由。調子が良い日にまとめて視聴し、悪い日は無理しない——その柔軟さは塾にはありません。
ここまで調べて、正直「スタサプでいいじゃん」と思いかけていました。でも、息子の特性をよく考えたとき、いくつかの不安が頭をよぎったんです。
それでもスタディサプリを選ばなかった4つの理由
1. 息子用のPCを買うお金がかかる
スタディサプリはPC・スマホ・タブレット(すべて自前)で使う教材です。我が家には息子専用のPCやタブレットがありませんでした。
シングル家庭で、中学受験から私立中学校時代、そして個別塾と教育費を重ねてきた我が家にとって、息子用のPCをさらに購入するのは正直きつかった。数万円の出費でも、この時期の家計には痛い金額でした。
「月額2,178円で安い」と思っても、端末の初期費用を考えると、思ったほどお得感がなくなる——これが最初の引っかかりでした。
2. スマホで使うとLINEの通知に負ける
PCがないなら、スマホで使うことになります。でもここに大きな問題がありました。
息子のスマホには、友達からのLINEがひっきりなしに届くんです。不登校期間も友達とはスマホで繋がっていて、グループ通話しながらゲームをしたり、LINEのやりとりが絶え間なく続いていました。
そんなスマホでスタディサプリを開いたところで、LINE通知がばんばん入ってきて、間違いなくそっちを優先してしまうのは目に見えていました。息子はスマホを取り上げようとしたら3日間家出をしたこともあるほど、スマホへの執着が強い子です。スマホ=友達との繋がり=最優先事項。そこにスタディサプリを割り込ませるのは無理があると思いました。
3. 「勉強専用」の道具が息子には必要だった
息子はADHD不注意型のグレーゾーンです。とにかく気が逸れやすい。授業のノートを見ても2行書いて後は白紙。家で勉強を始めても、近くにある物をいじくって全く集中しない。
そんな息子に、PCやスマホという「他のこともできてしまう端末」で勉強させるのは危険だと感じました。YouTubeもゲームもLINEも、全部同じ端末の中にある。ADHDの特性で気が逸れやすい子には、誘惑が多すぎます。
その点、進研ゼミの学習専用タブレットは「これは勉強するための道具」と明確に分かる。教科書のように勉強専用の物があった方が、息子の場合は「勉強モード」に切り替えやすいと考えました。
4. 「見るだけ」で終わりそうだった
スタディサプリは映像授業が中心です。見て理解する、いわば「受動的な学習」がメイン。自分で計画を立てて、動画を見て、確認テストをやって——という自己管理力が必要です。
でもADHDで集中力が続かない息子に、「見るだけ」の学習は難しいと思いました。動画を見ただけで「勉強した気」になって終わりそう。提出期限も添削もないので、やらなくても誰にも指摘されません。
映像授業の質がどれだけ高くても、見続ける意志力が前提にある教材は、息子のタイプには合わないと判断しました。
進研ゼミを選んだ決め手
スタディサプリを見送った我が家が最終的に選んだのは進研ゼミ中学講座でした。決め手は3つあります。
学習専用タブレットがある
進研ゼミの最大の決め手は、学習専用タブレットが用意されていること。YouTubeもLINEも入らない。電源を入れたら勉強しかできない。ADHDで気が逸れやすい息子には、この「誘惑のない環境」が何より大事でした。
スマホは友達との道具、タブレットは勉強の道具——この切り分けができるのは、我が家にとって決定的な差でした。
幼稚園の頃からの親近感
実は息子は幼稚園の頃に進研ゼミ(こどもちゃれんじ)を取っていたことがあり、親子ともに馴染みがありました。「しまじろう」で育った世代の安心感というか、名前を知っているだけで心理的なハードルが下がるんですよね。
通信講座を調べ始めたとき、すらら・Z会・スマイルゼミなど選択肢がたくさんあって迷いました。Z会はお試しをしてみましたが難しすぎて30分で投げ出してしまい、息子には向いていないと感じました。担任がつくタイプの講座も検討しましたが、息子は干渉されるのを嫌がるタイプだったので候補から外しました。
月約8,000円で内容が充実
進研ゼミは月約8,000円。スタディサプリの2,178円と比べると高いですが、タブレット・テキスト・添削・AIによる苦手分析が全部込みだと考えれば、塾の月4万円に比べて圧倒的にコスパが良い。
AIが苦手分野を分析してくれたり、中学1年生からの復習もしっかりできる。調べていて、通信講座の進化に正直驚きました。私が中学生の頃の「紙の教材が届いて赤ペン先生に送る」というイメージとは全然違っていたんです。
スタディサプリが向いている子・向いていない子
スタディサプリを選ばなかった我が家ですが、教材自体が悪いとは全く思っていません。自分で管理できるお子さんにはすごく良い教材だと思います。
向いている子
- ある程度自分で勉強を進められる子
- 映像授業で理解するのが得意な子
- 基礎学力があり、自己管理ができる子
- PC・タブレットを持っていて、スマホの誘惑に負けない子
- 費用を抑えたい家庭(月2,178円は最強のコスパ)
向いていない子
- ADHDなど集中力が続きにくい特性がある子
- スマホ依存気味で、LINE通知に気を取られやすい子
- 「見るだけ」で終わりがちな受動的なタイプの子
- 誰かに促されないと勉強に向かえない子
- 学習計画を自分で立てられない子
まとめ|スタサプは良い教材。でも「うちの子に合うか」が大事
スタディサプリは、月額2,178円で質の高い授業が見放題という素晴らしい教材です。基礎学力があり、自分で計画を立てて勉強できるお子さんには最適だと思います。
でも我が家の息子のように、ADHDの特性があって気が逸れやすく、スマホへの依存が強い子には、スタディサプリの「自由さ」がかえってマイナスに働くと感じました。
| 比較項目 | スタディサプリ | 進研ゼミ |
|---|---|---|
| 月額料金 | 2,178円 | 約8,000円 |
| 学習スタイル | 映像授業中心 | タブレット+テキスト+添削 |
| 専用端末 | なし(自前PC・スマホ) | 学習専用タブレットあり |
| ADHD適性 | 自己管理力が必要 | 専用端末で誘惑を排除 |
| 強制力 | なし | 添削・提出あり |
| 向いている子 | 自己管理できる子 | 誘惑に弱い・サポートが必要な子 |
大切なのは、「良い教材かどうか」ではなく「うちの子に合う教材かどうか」。
我が家は進研ゼミの学習専用タブレットという「勉強しかできない環境」が、ADHDグレーゾーンの息子には必要でした。息子は友達と遊ぶ時間を優先しながら、空いた時間にタブレットで勉強。親が「勉強しろ」と言うのをやめたら、自分から勉強するようになり、最終的に志望高校に合格できました。
同じように不登校のお子さんの教材選びで迷っている方は、お子さんの特性に合わせて選んでみてください。スタディサプリの14日間無料体験で試してみて、合わなければ進研ゼミなど別の選択肢を検討する——そんな進め方もアリだと思います。


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