不登校の子の高校受験|面接で理由を聞かれたらどう答える?準備中の親子の本音

高校受験の面接準備 高校受験の戦略

「面接で不登校の理由を聞かれたら、どう答えればいいんだろう……」

高校受験を控えたお子さんを持つ親御さんなら、一度はそんな不安を感じたことがあるのではないでしょうか。

我が家も今、まさにその不安の真っただ中にいます。息子は中学3年生。起立性調節障害が再発して私立中学校を退学し、公立中学校に転校してからもほとんど学校に通えていませんでした。内申点はオールハイフン——つまり評価不能という状態からのスタートです。

それでも息子は「高校に行きたい」と言いました。友達が欲しい、普通の高校生活を送りたいと。その言葉を聞いた時、私は心の中で「よし、一緒に頑張ろう」と決めました。

この記事では、不登校から高校受験に挑む息子と一緒に、面接の準備をしている今の本音を書いていきます。同じような不安を抱えている親御さんの参考になれば嬉しいです。

息子の現状——内申点オールハイフンからのスタート

息子の成績表を初めて見た時のことは忘れられません。全教科ハイフン——数字が一つもない成績表なんて見たことがありませんでした。

不登校の中学生にとって、内申点がないことは大きなハンデです。多くの公立高校は内申点と当日の試験の合計で合否を決めます。内申点がゼロに近いということは、当日の筆記試験でほぼ満点を取らないと合格できないということ。現実的にそれは厳しい。

でも、公立中学校に転校してからの2学期、3学期と少しずつ学校に行ける日が増え、気がつくとハイフンだらけだった成績表に、ぽつぽつと数字がつき始めていました。「2」や「3」という数字でしたが、それでも息子が頑張った証です。

別の記事でも詳しく書きましたが、内申点がない状態からの高校受験は選択肢が限られます。だからこそ面接の比重が大きい学校を選ぶ必要がありました。「面接で何を話すか」は、我が家にとって死活問題だったのです。

あなたのお子さんも、内申点に不安を抱えていませんか? 大丈夫です。内申点だけが全てではありません。面接を重視する学校は確かにあります。

面接で不登校を聞かれた時の考え方

「正直に話すべき? 隠した方がいい?」——これは私たち親子が最初に悩んだポイントでした。

結論から言うと、嘘をつく必要はないと考えています。ただし、伝え方が大切です。

息子の場合、不登校の原因は起立性調節障害の再発でした。小学6年生の11月に初めて発症し、中学校に入ってすぐに再発。朝起きられない、午前中は体が動かないという体調の問題です。これは「怠けていた」のではなく「体調が原因で通えなかった」という事実ですから、隠す必要も、恥ずかしがる必要もないと息子には伝えています。

面接で大事なのは「なぜ行けなかったか」よりも「行けなかった期間に何をしていたか」と「これからどうしたいか」です。面接官が見ているのは過去の失敗ではなく、そこからどう向き合い、どう成長したかという姿勢だと思います。

「不登校だった」という事実は変えられません。でも、その経験をどう語るかは自分で選べます。息子には「体調が悪くて通えない時期があったけど、通信講座で勉強を続けて、今は高校で頑張りたいと思っている」と、自分の言葉で前を向いて話せるように練習しています。

通信講座で学んだ経験は面接でどう活かせるか

息子が通信講座を始めたのは中学3年生の4月でした。塾の入塾テストには落ち、英語は壊滅的な状態。独学では限界がある。そんな時に出会ったのが通信講座(進研ゼミ)でした。

「塾にも行けない子が面接で何を話すの?」と思われるかもしれません。でも、通信講座での学習経験は面接で大きな武器になると考えています。

なぜなら、通信講座は誰かに強制されるものではなく、自分の意志で続けるものだからです。毎日タブレットに向かい、中学1年生の内容からやり直し、約1年で合格圏内まで学力を上げた——これは「自己管理能力」と「やり抜く力」の証明になります。

息子と一緒に面接の答えを考える中で、こんな言葉が出てきました。

「学校に行けなかった期間も、通信講座で毎日勉強を続けていました。自分のペースで学ぶことで、苦手だった教科も少しずつできるようになりました」

これは嘘ではないし、見栄でもありません。息子が実際にやってきたことです。面接官に「この子は困難な状況でも自分から学ぼうとする子なんだ」と伝わってほしい——それが私の願いです。

高校受験に向けて我が家が準備していること

面接対策だけでなく、我が家では受験全体の戦略も考えています。

まず、N高(通信制高校)を滑り止めとして確保しています。説明会に行った時、生徒数の多さや多様な学び方に私自身が惹かれました。でも息子は「通信制はイヤだ」と言いました。理由は明確です——「友達が欲しいから、毎日通える学校がいい」と。

不登校の期間、息子はずっと友達との繋がりに飢えていました。オンラインゲームで友達と話すことが唯一の息抜きだったことを考えると、全日制にこだわる気持ちは痛いほど分かります。

だから我が家では「偏差値30台でもいい」と決めました。有名な進学校じゃなくていい。毎日通えて、友達ができて、笑顔で「行ってきます」と言える学校であればいい。偏差値より大事なものがあると、息子の不登校を通じて学びました。

面接の練習は、私が面接官役をやって繰り返しています。最初は目も合わせられなかった息子が、少しずつ自分の言葉で話せるようになっている。その成長を見ているだけで、この1年間の頑張りは無駄じゃなかったと思えます。

面接で大切なのは「なぜその学校を選んだか」

色々調べて分かったことがあります。面接官が一番聞きたいのは「不登校の理由」ではなく、「なぜうちの学校を選んだのか」という志望動機です。

考えてみれば当然です。学校側は「この生徒がうちの学校に入って、ちゃんと通えるか。楽しく過ごせるか」が知りたいのです。不登校の過去を根掘り葉掘り聞くような面接は、少なくとも我が家が志望している学校では行われないと聞いています。

息子の志望動機はシンプルです。

「友達と一緒に楽しい高校生活を送りたい。中学校で経験できなかったことを、高校でやり直したい」

飾った言葉じゃない。等身大の息子の本音です。面接官にこの気持ちが伝わってくれたらいいなと思っています。

もちろん、志望動機をもう少し具体的に掘り下げる必要はあります。「その学校の〇〇に惹かれた」「オープンスクールで先輩たちの雰囲気が良かった」など。でも根っこにあるのは、息子の「友達が欲しい」「普通の高校生活がしたい」という切実な思いです。

「不登校の理由をどう説明しよう」と悩んでいる親御さんへ。不登校の理由に時間を使うより、志望動機を一緒に深掘りしてあげてください。お子さんがその学校で何をしたいか——その前向きな言葉こそが、面接官の心に届くはずです。

まとめ|面接が怖い親御さんへ

我が家もまだ受験の真っ最中で、正直、不安でいっぱいです。「面接で何を聞かれるんだろう」「不登校のことで落とされたらどうしよう」——そんな思いが頭の中をぐるぐる回る夜もあります。

でも一つだけ確信していることがあります。不登校は恥ずかしいことじゃない。そして、そこから立ち上がろうとしているお子さんは、十分すぎるほど強いということです。

内申点がなくても、面接で完璧に話せなくても、お子さんが「高校に行きたい」と思った。その気持ちだけで、もう大きな一歩を踏み出しています。

面接の答えに正解はありません。でも、自分の経験を自分の言葉で話せたら、きっと大丈夫。一緒に頑張りましょう。

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