「タブレット学習って、不登校の子に向いているの?」
結論から言うと、我が家の息子にはぴったりでした。でも、向き・不向きはあります。
この記事では、不登校の中学生がタブレット学習を使うメリット・デメリットを、実体験をもとにお伝えします。
タブレット学習とは?
タブレット学習とは、専用タブレットやiPadを使って、動画授業・演習問題・テスト対策などをオンラインで学習する方法です。
代表的なサービスには以下があります。
- 進研ゼミ中学講座(チャレンジパッド):専用タブレットで学習。AIが苦手を分析
- スマイルゼミ:専用タブレットでオーダーメイド学習
- スタディサプリ:プロ講師の動画授業が月額2,178円〜
- Z会:難関校対策に強い。iPadまたは専用タブレット
不登校の子にタブレット学習が向いている5つの理由
① 時間に縛られない
塾のように「何曜日の何時から」という縛りがありません。起立性調節障害で朝がつらい子でも、体調のいい午後や夕方に取り組めます。
我が家の息子は、午後2時〜4時くらいが一番調子が良かったので、その時間に1〜2時間だけ学習していました。
息子は起立性調節障害で午前中はほとんど起き上がれず、学校に行けた日でも授業中はほぼ居眠り状態でした。面談で先生から「午前中はずっと寝ています」と言われた時は焦りましたが、診断書を出していたので叱られることはありませんでした。それでも、授業を聞けないまま周りにどんどん差をつけられていく現実は親として本当に苦しかったです。塾に通っても起立性のせいで生活リズムが崩れ、夕方に寝てしまう日もあり休みがちに。タブレット学習なら体調の波に合わせて「今日は調子がいいからもう1単元」「今日はしんどいから15分だけ」と柔軟にできるのが本当に助かりました。
② 人と関わらなくていい
不登校の子にとって、「人に見られる」「人に教わる」こと自体がストレスになることがあります。
タブレット学習なら、誰にも会わず、自分の部屋で、自分のペースで勉強できます。息子にとって、この心理的ハードルの低さが一番大きかったです。
③ AIが苦手を分析してくれる
正直に言うと、最初「通信講座」と聞いた時は、自分が中学生だった頃の古臭いイメージしかありませんでした。赤ペン先生の添削が届いて、押し入れに溜まっていく…あの感じです。ところがネットで調べてみると、今の通信講座はAIをフル活用した最先端の学習ツールに進化していて、思わず声が出るほど驚きました。タブレットで楽しく学べるコンテンツが充実していて、「これなら息子にもできるかもしれない!」と一気に希望が湧いたのを覚えています。
最近のタブレット学習には、AIが学習データを分析して苦手分野を特定し、必要な単元まで戻って復習させてくれる機能があります。
息子は中1の内容から抜けていましたが、AIが自動で中1のbe動詞まで戻してくれました。「どこから手をつければいいかわからない」という問題を、AIが解決してくれたんです。
④ 親が「勉強しろ」と言わなくて済む
タブレット学習の多くは、保護者向けアプリで学習進捗が確認できます。
「今日やったの?」と聞かなくても、アプリを見ればわかる。これが親子関係の改善に大きく貢献しました。
⑤ 費用が安い
塾の月謝が2〜5万円なのに対し、タブレット学習は月3,000〜8,000円程度。シングルマザーの我が家でも無理なく続けられました。
実は通信講座に出会う前、息子を塾に通わせていた時期がありました。月4万円ほどの出費でしたが、起立性調節障害で生活リズムが乱れている息子は半分近く休んでいたんです。月4万円払って半分しか行かない――シングルマザーの家計には正直きつかったです。貯金が目に見えて減っていく恐怖を感じながら、「でも息子の教育にはお金を惜しみたくない」と自分を追い込んでいました。それがタブレット学習なら月数千円。休む・休まないの概念もなく、体調に合わせていつでも取り組める。あの頃の自分に早く教えてあげたかったです。
タブレット学習のデメリット・注意点
① 自制心が必要
自由度が高い反面、やるかやらないかは本人次第です。最初のうちは、タブレットを開く習慣がつくまで時間がかかることも。
我が家では「決まった場所(リビングのテーブル)にタブレットを置いておく」ことで、自然と手に取る環境を作りました。
② 質問がしにくい
わからない問題があった時、塾や家庭教師ならすぐに聞けますが、タブレット学習では難しい場合があります。
ただし最近は、チャットやAIで質問に答えてくれる機能を搭載しているサービスも増えています。
③ 動画やゲームの誘惑
iPadを使うタイプの場合、YouTubeやゲームの誘惑があります。専用タブレットタイプ(進研ゼミ・スマイルゼミなど)なら、学習以外のアプリが入っていないので安心です。
④ 紙に書く習慣が減る
タブレットだけだと、「書いて覚える」機会が減ります。テスト本番は紙なので、定期的にノートに書き出す練習を併用するのがおすすめです。
タブレット学習が向いている子・向いていない子
| 向いている子 | 向いていない子 |
|---|---|
| 自分のペースで進めたい | 人に教えてもらわないと理解できない |
| 人と関わるのがストレス | 友達と一緒に勉強したい |
| 起立性調節障害・体調が不安定 | 決まった時間に勉強する方がやりやすい |
| デジタル機器に抵抗がない | 紙と鉛筆の方が集中できる |
| 基礎からやり直したい | 応用問題中心に取り組みたい |
まとめ:不登校の子にタブレット学習は「あり」
タブレット学習は万能ではありませんが、不登校の中学生にとっては「塾に行かずに、自分のペースで、低コストで学べる」非常に有力な選択肢です。
我が家の息子は、タブレット学習のおかげで中1からの遅れを取り戻し、高校に合格できました。
まずは無料体験や資料請求から、お子さんに合うかどうか試してみてください。
ADHDの子にタブレット学習が向いている3つの理由
わが家の息子はADHD不注意型のグレーゾーン。紙のドリルはまったく続きませんでしたが、タブレット学習に変えてから目に見えて取り組み方が変わりました。医師家系で「紙と鉛筆で勉強するのが正しい」と思い込んでいた私にとって、大きな意識の転換でした。
①視覚的な刺激で注意を引きつけやすい
アニメーションや色を使った解説は、文字だけの教科書より圧倒的に注意を引きます。息子も「動画のほうが頭に入る」とよく言っています。
②1単元が短く、集中力の壁にぶつかりにくい
多くのタブレット教材は1回15分前後。集中力が短くても「終わった!」という達成感を得やすい設計です。
③ゲーミフィケーション要素がモチベーションになる
ポイントやランキング、キャラクター育成といった仕掛けは、ゲーム好きで過集中タイプの子にはたまらないようです。息子は「ポイント貯めたいからもう1問やる」と自分から学習を延長することもありました。
不登校を経験し、息子の特性と向き合う中で感じたのは、学びの入り口は「楽しい」が最強ということ。タブレット学習はADHDの子にとって、その入り口を広げてくれるツールです。


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