不登校の子どもを持つ親にとって、「出席日数」と「内申点」は常に頭から離れない不安です。
息子が高校受験をすると言い始めて正直焦った。中学1年生・2年生で不登校の時期があったため内申書の出席日数が少ないうえ、勉強は中学1年生で止まったまま。内申点もボロボロだった…。
でも集団塾・個別塾・家庭教師という選択肢は我が家にはなかった。集団塾は試験に落ちる、個別指導は息子が嫌がる。(詳細はこちら)
私は40代のシングルマザー。息子が幼稚園の時に離婚し、女手ひとつで育ててきました。親族のほとんどが医師という環境もあり、「学力という財産だけは息子に残したい」という思いで必死に教育と向き合ってきた一人です。
息子は難関私立中学校に合格しましたが、起立性調節障害で学校に行けなくなり、ADHDのグレーゾーンとも診断されました。私立中学校を退学し、公立中学校に転校。そこでも学校に馴染めなかったのか2日通っただけで完全な不登校になってしまいました。
「このままでは高校受験で内申点が足りない」——そんな焦りの中で調べるうちに出会ったのが、自宅学習でも出席扱いになる制度でした。出席扱いに対応した通信教育として「すらら」が実績豊富であることを知りましたが、我が家では最終的に進研ゼミを選びました。この記事では、出席扱い制度の仕組みと、すららが強い理由、そして我が家が進研ゼミを選んだ経緯をお伝えします。
不登校でも安心だよ……ということを伝えたくて、自宅学習ツールの出席扱い制度について書いてみました。最初に自己紹介した通り、私はシングルマザーです。
不登校の出席扱い制度とは?
文部科学省は、不登校の子どもがICT教材で自宅学習を行った場合、一定の要件を満たせば「出席扱い」にできるという通知を出しています。
この制度の存在を知った時、正直に言うと悔しさと後悔がこみ上げました。なぜもっと早く調べなかったんだろう。学校も、カウンセラーも、病院も、誰も教えてくれなかった。市の相談窓口に泣きながら駆け込んだ日もあったのに、「出席扱いにできる制度がありますよ」とは一言も言われなかったのです。
中学2年生の不登校期、私は息子の出席日数を1日でも増やしたくて、朝になるたびに祈るような気持ちで息子の部屋のドアの前に立っていました。起きてくれたら今日は学校に行けるかもしれない。でも返ってくるのは沈黙だけ。もし息子が完全な不登校だった時や頻繁に休んでいる時に、自宅学習でも出席扱いになる制度があると早く知っていたら——気持ちにも余裕が持てたはずです。「いざとなれば申請という道もある」と思えるだけで、毎朝「学校に行ってよ!」と息子にプレッシャーを与えずに済んだかもしれない。私自身もあんなに追い詰められなくて済んだかもしれない。
「この子は今居場所がない…。」と思った夜が何度もありました。
このまま学校に通わないことで、高校も大学も、社会人になっても居場所の幅が狭まってしまうのではないか…そんな不安が常に付きまとっていました。
心の中はネガティブな感情でいっぱいでした。
情報もないまま1週間、1ヶ月と日だけが進んでいく。不安も限界でした。
第三者からの情報を待っているだけじゃダメだ……自分で調べるしかないのだと、不登校期間中ずっと思い知らされました。先生や病院も自宅学習について詳しく知らなかったんだと思います。だからこそ、今この記事を読んでくださっている方には、一日でも早くこの制度を知ってほしいのです。
💡 出席扱いの7つの条件と対応講座一覧
制度の詳しい条件や対応している通信講座の一覧はこちらの記事でまとめています。
すららが出席扱いに認められやすい理由
出席扱い制度について調べる中で、すららが特に実績があることがわかりました。不登校の友人の子もすららを使っていて、その制度の申請を検討していると聞き、詳しく調べてみました。
すららの出席扱い実績
すらら利用者の出席扱い認定率は約81%(すらら公式発表)。これは他の通信教育と比べても群を抜いた数字です。
なぜここまで認定されやすいのか。
- 学習履歴の詳細な記録:いつ、何分、どの単元を学習したかがすべてデータで残る
- すららコーチによる対面指導の代替:専属コーチが学習計画を立て、進捗を管理
- 無学年式で個別最適化:その子のレベルに合った学習内容を提供できる
- 学校への提出書類のサポート:出席扱い申請に必要なレポートや資料の準備を手伝ってくれる
学校側が求める「学習の証拠」をきちんと提示できるからこそ、高い認定率を実現しているのです。出席扱いを最優先に考えるなら、すららは非常に有力な選択肢だと感じました。
我が家が進研ゼミを選んだ理由
すららの出席扱い実績は魅力的でしたが、我が家は最終的に進研ゼミを選びました。実際、息子が幼い頃、進研ゼミで学習をしていましたが、満足のいく質の高い教材が揃っていました。その理由は以下の通りです。
- 大手の安心感:進研ゼミはベネッセが運営する歴史ある家庭学習で、教材の質やサポート体制に安定感がある
- 知名度の高さ+学習記録の見える化:学校の先生にも「進研ゼミ」と言えばすぐ通じます。さらに、もし子どもが学校に行きづらくなり自宅学習に切り替える場面があっても、進研ゼミは学習履歴や進捗が記録として残るため、担任の先生に「今こういう範囲を、これくらいの理解度で進めています」と説明しやすかったのです。我が家は申請まで進めなかったものの、もしもの時に話の土台になる学習記録があるという安心感は大きかったです。
- 息子との相性:息子が自宅学習ツールのパンフレットを見せた時、進研ゼミを手に取り「これならやれそう」と前向きな反応を見せた
出席扱い制度の活用だけを考えればすららが最適だったかもしれませんが、息子が長く続けられる教材であることを最優先に考え、進研ゼミを選びました。
「どの教材がいいのか、さっぱりわからない」——そう感じている方も多いのではないでしょうか。私もそうでした。ネットで調べるほど選択肢が増えて、どれも一長一短に見えて、スマホの画面を何時間も見つめたまま決められない夜が何日も続きました。息子に聞いても「なんでもいい」の一言。いきなりスマホを見せられて「どれか選んで?」と言われても、息子だって決めれるわけがありません。この子がどういうものなら続けられるのか、それを考えられるのは私しかいない。選択肢を間違えて息子の学力が伸びなかったらどうしよう…高校受験に落ちてしまったら、息子はまた殻に閉じこもってしまうかもしれない。そのプレッシャーに押しつぶされそうになりながら、最後は「息子の性格に合うかどうか」だけを判断基準にしました。
我が家は出席扱いを申請しなかった——その判断の背景
制度を調べて分かったうえで、我が家は進研ゼミを選びましたが、結局最終的には出席扱いの申請は行いませんでした。理由は単純で、我が家は中学3年生の段階で「ぽつぽつ休む状態まで回復」していたからです。
体調がいい日は普通に登校、少し気分が乗らない日は保健室登校。週に3〜4日は何とか学校に向かえていた時期で、ごく稀にまるまる1週間休んでしまう週がありました。
「もしここから完全な不登校になってしまったら」と思った時は、申請するべきか悩みました。「いざとなれば出席扱いという制度がある」——その安心感が、私自身の心を支えてくれたのは確かです。
結果として息子は転校後の保健室登校でなんとか出席日数を確保できたため、申請に踏み切る場面はやってきませんでした。けれど、もしもう一度同じ状況に戻れるとしたら——制度を「知っている」というだけでも、親の心の余裕は全然違います。だからこそ、この記事を読んでくださっている方には、まず「制度の存在」を知っておいてほしいのです。
出席扱いを申請する一般的な手順
申請手続きは「いきなり校長先生に出向く」ものではなく、担任の先生から段階的に話を進めていく流れが一般的です。文部科学省も2019年通知で「自宅でICTを活用した学習も出席扱いの対象になりうる」と明確にしており、各ご家庭の事例を見ても、手順自体は大きく3段階にまとまります。ただし学校によって手順が異なる場合もあるので、一般的な流れとして読んでくれると嬉しいです。
ステップ1:担任の先生に相談する
最初の窓口は、お子さんの担任の先生です。出席扱い制度はまだ全教員が詳しいわけではないため、相談時に「文部科学省の資料」と「使用予定の通信教育や教材の概要パンフレット」をあらかじめ用意しておくと話がスムーズです。
伝えたいポイントは3つ。
- お子さんが「学習意欲はある」が、学校に通うのが難しい状態であること
- 自宅で計画的に学習を進める準備があること(通信教育・タブレット教材など)
- 文部科学省通知に基づく「出席扱い」を相談したい意向があること
このとき、感情的に「お願い」する形ではなく、「制度を踏まえて相談させてください」というスタンスで話すほうが、その後の校内協議が前向きに進みやすいと言われています。
ステップ2:学校内検討・校長承認
担任から教頭・校長へ話が上がり、校内で協議が行われます。文部科学省が示す「自宅ICT学習が出席扱いになる7要件」がここでチェックされ、必要に応じて教育委員会にも相談されることがあります。
7要件の主なポイントは
- 保護者と学校の連絡体制が整っていること
- 訪問など対面指導の機会が用意されていること
- お子さんの理解度に合わせた学習計画があること
- 学校カリキュラムに照らして適切な内容であること
- 校長が学習状況を把握できる仕組みであること
など。ご家庭ですべてを整える必要はなく、教材会社(進研ゼミ・すらら等)が学習履歴のレポート機能を備えているケースも多いため、ステップ1の段階で「どの教材を使うか」を決めておくと、ここで質問されたときに答えやすくなります。
ステップ3:通信教育で学習開始+学習記録の提出
校長承認が下りたら、通信教育などで実際に学習を開始します。出席扱いは「認定されたら終わり」ではなく、その後も継続的に学習記録を学校に提出する必要があるのが特徴です。
提出物の例として
- 月次や週次の学習履歴レポート
- 取り組んだ単元・正答率などの記録
- 訪問指導や面談での状況確認
があり、学校との連携が途切れないことが何より大事と言われています。教材によっては「学校提出用レポート」を自動で書き出せる機能があるため、申請を視野に入れる段階で、教材選びの基準にしてしまうのも一つの方法です。
このように、出席扱い制度は「我が家だけの個別交渉」ではなく、文部科学省ガイドラインに沿った全国共通の手順がベースになっています。ご家庭ごとに学校・先生・お子さんの状況に応じた微調整は入りますが、大きな流れは上記3ステップで把握できると、最初の相談の心理的ハードルがぐっと下がります。
学校に相談する際に大切な3つのポイント
出席扱いの申請は、制度上は可能でも、実際には学校や担任の理解がなければ実現しません。すでに申請を経験されたご家庭の話や公開事例から見えてくる、押さえておきたいポイントを3つご紹介します。
1. 「お願い」ではなく「相談」のスタンスで
「出席扱いにしてください」と要求するのではなく、「子どもの学びの機会を一緒に考えていただけませんか」という姿勢が大切だと言われます。先生も人間です。一方的に制度を突きつけられると構えてしまう、というのは想像に難くありません。
2. 根拠となる資料を準備する
文科省の通知文、すららの出席扱い実績、学習レポートのサンプルなど、先生が校長に説明しやすい材料を揃えてお渡しする。先生の負担を減らす工夫が、結果的に話を前に進めるそうです。
3. 定期的な連絡を欠かさない
出席扱いが認められた後も、学習の進捗を定期的に報告し、先生との信頼関係を維持することが推奨されています。「放置している」と思われると、認定が取り消される可能性もあると聞きます。
進研ゼミ通常受講で得られたメリット
我が家は出席扱いを申請しないまま、進研ゼミで通常受講を続けました。それでも、息子自身に大きな変化がありました。出席扱い制度を使わなくても、通信講座そのものが息子の力を引き出してくれた——そんな実感があります。
学習習慣が戻った
不登校中はまったく勉強する気力がなかった息子が、進研ゼミの教材なら少しずつ取り組めるようになりました。短い単元に区切られているので、集中力が続かないADHDグレーゾーンの息子にも無理がありませんでした。例え乗り気じゃなくても、とりあえず15分だけはじめてみること。15分続けているうちに集中力が芽生え、次も解こう…あと1問だけ…結局2〜3時間勉強していたという日も多かった。進研ゼミは講師の丁寧な解説が動画で見れるので、「分からない」を放置することなく進められます。
自己肯定感の回復
「今日はこれだけできた」という小さな達成感が積み重なり、「自分でもやれるんだ」という自信が少しずつ戻ってきました。わからないところまで戻って学べる仕組みがあるのも、「できない自分」を突きつけられずに済む大きなポイントでした。
親子関係の改善
「学校に行きなさい」「勉強しなさい」と言わなくて済むようになったことで、親子の関係も穏やかになりました。息子が自分から料理を作ってくれたり、一緒にテレビを見て笑ったり。そんな何気ない日常が戻ってきたのです。私が何より嬉しかったのは、息子が勉強を始めたことより、会話や笑顔が戻ってきたことでした。不登校や反抗期に悩み苦しんでいた孤独な期間が、終わりをむかえる兆しでした。
もしもの再発に備えた学習記録の蓄積
進研ゼミは学習履歴や取り組み時間が記録として残ります。もし将来また学校に行けなくなり、出席扱い制度の申請を検討する状況になったとき、「これまでこれだけ自宅で学んできた」という記録が、学校との話し合いのベースになる——「息子が学校に通えなくても、学ぶ意欲はある」と気づいた瞬間でした。この安心感は、通常受講を続けるなかで思いがけない収穫でした。
振り返ると——出席扱いを使う/使わないに関係なく、家で安心して学べる環境を整えられたこと自体が、息子にも私にも大きな救いだったと感じています。
📋 申込前に学校側へ確認してみてください
もし「本当に進研ゼミの学習で出席認定されるの?」と不安な方は、申込する前に学校側に確認をしてみてください。もし進研ゼミやZ会などの受講を検討している場合でも、公式で出席認定を謳っている「すらら」のパンフレットも持っていくと、より話は早くなると思います。
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シングルマザーとして感じたこと
シングルマザーで不登校の子どもを抱えると、「全部ひとりで背負わなきゃ」と追い詰められがちです。周囲からの視線も気になるし、相談できる人も限られる。
中学受験時代、私は小学6年生の1年間、仕事を休職して貯金を切り崩しながら息子に伴走しました。暗記カードを手作りし、テスト結果を分析し、間違えた問題を1冊のノートにまとめる日々。年間100万円を超える塾代に、減っていく貯金残高。中学受験期は「ここまでやれば報われる」と信じていました。
でも、息子が不登校になって初めて気づいたのです。偏差値の高い学校に入ることだけが幸せではないと。
息子は今、高校生として日々を過ごしながら、アルバイトにも挑戦しています。料理やギター、筋トレを楽しみながら、「医者は本当になりたい仕事じゃなかった」と自分の道を探しています。幼稚園の頃からずっと医者になりたいと言っていた息子……今は大学受験を見据えて勉強中です。学歴を重んじる家庭のプレッシャーの中で育った私にとって、息子のその言葉はどこか眩しく感じます。
一緒に食卓でご飯を食べる。その当たり前の日常が、今は一番の幸せです。
不登校で悩んでいるシングルマザーのあなたへ。出席扱い制度という道があります。すべてを諦める必要はありません。お子さんに合った学び方を、一緒に探していきましょう。
みっこの本音——制度を知っているだけで親が安心できる
出席扱い制度は、申請しても校長先生の判断次第。我が家は最終的に申請までは行きませんでしたが、「いざとなればこの道もある」と知っているだけで不登校の子を持つ親の心の支えになると思いました。私も息子が学校に行かない日が続くと朝布団から動けないほど精神的ダメージを追っていました。でももし制度のことを知っていたらーーー「何も知らない親」と「制度の存在を知っている親」では、向き合い方が全然違ってくる。孤独な不登校の子の親にとって、武器は情報しかなかったんです。
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- 出席扱いを申請する一般的な手順
- 進研ゼミ通常受講で得られたメリット


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